さて、今回は、代表的な中判カメラについてです。
まずは中判カメラの王様、Hasselblad(ハッセルブラッド)! スウェーデンのブランドであり、中判カメラの代名詞的存在です。特にHasselblad 500シリーズは有名で、高い品質と信頼性を持ち、多くのプロのフォトグラファーに愛されています。アポロなどといっしょに宇宙へ行ったカメラとしても有名ですね。
日本を見ると Mamiya(マミヤ)が有名でしょうか。Mamiya RB67 RZ67やMamiya 7など、高品質な中判カメラを提供しています。特にMamiya 7はポータブルなカメラでありながら、優れた画質と操作性を兼ね備えています。取り回しの良い中判カメラ、中判カメラの横綱といえば、私はこのMamiya 7とIIを推します。他にもMamiya pressなどは6×9を安価に体験できるのでこちらもお勧めしています。
さて、Pentaxは中判カメラの製造でも評価の高いブランドです。Pentax 645シリーズは、扱いやすさと高性能を兼ね備えた人気のある中判カメラです。そして、Pentax6x7(67)、通称バケペン、一番レフカメラをそのまま大きくした存在感は他を圧倒します。しかし、身長190cmを超える海外の知り合いが持つと普通の一眼レフに見えてしまうから不思議です。
そして、富士フイルム、これは私の年代では、もっとも身近な中判カメラを出していました。というのもFuji GW690シリーズなどは、遠足についてくる撮影おじさんが良く使用していたカメラだからです。
最後に、Zenza Bronica(ゼンザブロニカ。Hasselbladを目指して、和製ハッセルを製造しようとした会社で、ブランド名が善三郎さんとブローニーフィルムを融合した社名であることは一部で有名ですね。初期のものは重くごつくハッセルをイメージさせませんが、Bronica SQシリーズやETRSシリーズは、手頃な価格で入手できる中判カメラとして人気があります。
比較的、手が出やすい、PentaxやMamiya Pressなどから体験してみるのはいかがでしょうか?