一眼レフカメラとは?
今回は、一眼レフカメラの仕組みの話です。
前回、ファインダーで見た絵と撮影される絵が同じになるカメラという簡単な説明をさせていただきました。
デジタルカメラも、フィルムカメラも、これを実現させている基本の仕組みについては同じです。
ですので、Canon F1もEOS-1D X Mark IIIもこの仕組みはいっしょということです。
人間の目は物体から反射されている光を眼球がとらえて視界となっています。
ちょっと、難しい言い回しになりましたが、目も、写真も「光をとらえている」ということを覚えておいてください。
さて、「①撮影前」の画像を見てください。
レンズからまっすぐ入ってきた光がミラーを反射して、プリズムなどを経由してファインダーへ誘導されているのがわかります。
これで、レンズがとらえている絵をファインダーから見れているというのがわかりますよね。
さて、ここで「②撮影時」の画像を見てください。
ミラーが倒れて、レンズから入ってきた光がフィルムカメラならフィルム室のフィルムに、デジタルカメラならセンサーに向かっていくのがわかりますよね。さきほどまでミラーを使ってファインダーで見ていた絵が、フィルム、センサーへ送られて、フィルム・センサーで記録されて、現像なりデータ変換なりされることで写真ができるということです。
鏡1つの動きでこれを実現させているというのが驚きです。この機構を考えた人に感謝です。
これをメモ帳を使って説明してくれた店員さんに言った「すげぇ」という言葉がカメラに対する感動が詰まっていたなと思い起こします。
その時、Nikon FM2やAE-1 (たぶん、Program)EOS 1N、などを触らせてもらったのが、心に植え付けられたカメラ分の1つだったかと。
次回は、1眼レフカメラの紹介かレンジファインダーやコンパクトカメラなどの紹介をしようと思います。